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一つ前のイラストの元となったのが、こちらです。





ナショナル・シアター・ライブの「Les Liaisons Dangereuses」。
見に行って来ました。
1782年に書かれた作品で、フランス貴族社会を舞台とした作品ということで、見てみようかなと思いまして。
ばっちり、「ベルばら」の頃です♪


”ナショナル・シアター・ライブ”とは、イギリスで上演された舞台のうち、質のよい作品を厳選してフィルムに収め、劇場に足を運ぶことができなかったファンにも広く公開しているものです。
イギリス国内だけでなく、世界中で上映されています。




日本のオフィシャル・サイト





この作品は、ロンドンのドンマー・ウェアハウス劇場にて上演されました。
元は輸入したバナナを収めるのに使っていた倉庫だった建物。
それを改装して劇場として使用しています。
コヴェント・ガーデンの近くにあります。
現在、コヴェント・ガーデンはブランド・ショップやストール(露店)が並ぶショッピング・スポットとなっておりますが、かつては(16世紀~1974年まで)、野菜や果物の卸売市場があったとのことなので、その近くにバナナの倉庫があるのは理にかなったことだったと。

客席数251(他に立見席が20)の小劇場で、最前列は舞台から1~2メートルほどしか離れていないのではないかというくらい近いです。
当然、舞台も狭く、大掛かりな舞台セットを組めないので、さまざまな工夫が。
それも見所のひとつだと思います。

さて、この舞台ですが、そうした制約がありながらも、衣装や髪型は18世紀らしく、貴族の館も観客の想像力に訴えつつ、上手に表現されていたと思います。


書簡体小説が苦手なこともあり、恥ずかしながら原作未読なのですが、ネットであらすじを調べたところ、当舞台では、メルトイユ侯爵夫人のラストに現代的な改編が加えられていました。
原作では名声を失い、天然痘にかかって美貌も損ねての幕引きとなっていたようですが、この舞台では、そうではなく、底知れぬしたたかさと強さを見せるような終わり方で。
自分はこちらの方が好みです。


残念ながら、この舞台があると知った時にはチケットは既に完売で、転売されているものを買う気にもならなかったので、フィルムで間接的にではありますが、見られてよかったと思います。
舞台美術もよかったですし、俳優も力量のある人ばかり。
また、映像のカメラワークも秀逸で、一番美味しいアングルで見ることができたので(構図的に美しい場面が多数ありました)、実は劇場で一定のアングルからしか見られないよりもお得だったりとも思ったり。
劇場の空気や息遣いは、その場に臨まなければ味わえないものですが。



「ベルサイユのばら」という作品から興味をもった、ヨーロッパの18世紀。
これからも探求していきたい時代です。

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